のろけ日記
「CHERRYが彼女と付き合ってる所が想像できない」とかよく言われるのと、
「のろけた日記を書くとしたらどんな感じ?書け」との旨のリクエストをいただいたので、それに対する返答の日記である。
そうそう、後日、別のリクエストのほうも書きますよ。
さて、重ねて強調しておくが、僕は彼女ができたとしてもそういった類の日記は書かないはずである。
これは過去の経験をもとにした、あくまでもシミュレーションである。
しかし、書いてみて改めて思うが、こんな日記、ドン引き必至であろう。
では、以下本文である。
先月の今日の19時42分をもって交際を開始したA子と、今日は出かけた。
吉祥寺で待ち合わせたわけであるが、この女、いつもと化粧が違うように感じるのは僕の目がおかしくなったからなのか。
いや、今さら僕の目がおかしくなったということはありえない。
なぜなら、この女を選んだ時点で僕の目はすでにおかしかったからだ。
本日のイメージソング:
Love is Color-Blind / Sarah Connor
いけね、選曲ミスった。
さて、僕はデートというものに金をかけない。
費用に対する効用の最大化を目論むのは、僕の属する学部の人間が持つ悲しい習性である。
ああ、「効用」ってのは、「どれだけイイ思いをしたか」ってことね。
そのようなわけであるから、今日したことといえば、井の頭公園で雑談。
それだけである。
ああ、もちろん、乗ったカップルは別れることで有名なボートにも乗った。
別に、そんなジンクス恐るるに足らぬ。
どうせ乗ろうが乗るまいが、ほとんどのカップルは別れるのだ。
ところでこの池のボート、2種類あり、一つは一般的な船の形状をとり、オールを漕いで前進するタイプのいわゆるボートであり、もう一つはアヒルの形をした、屋根付きでペダルとハンドルを操作するタイプのものである。
僕は、後者のボートに乗ることを強く主張した。
オールなどエネルギーのロスが大きい野蛮な代物であり、ペダルとハンドルこそが機能と美とを兼ね備えた文明の利器であると感じたからだ。
しかし、彼女は野蛮であった。
普通のボートがよいなどと主張し、ゆずらないのである。
彼女が言うには、アヒルの頭が醜悪だとのことである。
アヒルの頭など飾りである。偉い人にはそれがわからんのである。
しかし、こんなことで喧嘩するのもいささか年齢不相応であることに思い当たり、僕は彼女の言うとおり、その原始人の乗り物の方を選んでやった。
だが、僕はボートに乗って、オールを漕ぎ始めてから5秒後、後悔した。
オールが重いから?
否!
どちらかといえば文弱と評されることの多い僕にだってその程度の腕力はある。
陸上部で長距離を走っていたから、相応の持久力も備えておる。
ではなぜ後悔したかと言えばほかでもない、この乗り物、目のやり場に非常に困るのである。
この女はよりによって、丈の短いスカートを穿いてきおった。
さらに、ボートの床面積は非常に狭い。
二人がどのような体勢でボートに乗っているかは、もうこれで想像が付くことであろう。
さて、より正確に表現するならば、目のやり場に困ること自体が問題なのではない。
たかがスカートの中身が見えそうになる程度で目が泳いでしまうのを悟られる、というのが屈辱なのである。
とりあえず次に似たようなことがある場合にはジーンズの着用をすすめることにする。
まったく関係ないけど、僕はパンツスーツの女性が好きだ。
さて、先ほど彼女の化粧がいつもと違うと記したが、それはどうやら錯覚ではなかったらしい。
というのも、今日は交際の1ヶ月の記念日であるからだという。
何が記念なものか。
あの恥ずかしいことこの上ない「告白」という儀式から一月が経過し、やっとその忌まわしい記憶を忘れることができたと思っていたのに、この女は古傷をえぐるような真似をしてくれる。
しかも、指輪を買えと要求された。ふてぶてしい女である。
「どんなに高い指輪を買っても、別れるときは別れるものだぞ?」
とか言ったら足を踏まれた。
とりあえず、
「じゃあ、1ヶ月続いたら1000円、3ヶ月続いたら3000円、半年続いたら6000円、一年続いたら2万円の指輪を買うことにする。どれがいい?」
と提案したところ、この場での出費を抑えることができた。
我ながらなかなかの節約術である。
以上になります。
書いてみて気づいたが、あんまりのろけてないな。
むしろ、もしその彼女に見られたら三行半でも突きつけられそうな日記になってしまった。
まあ、そんな彼女はいないし、そもそも結婚すらしてないのだから杞憂に過ぎないのであるが。
「のろけた日記を書くとしたらどんな感じ?書け」との旨のリクエストをいただいたので、それに対する返答の日記である。
そうそう、後日、別のリクエストのほうも書きますよ。
さて、重ねて強調しておくが、僕は彼女ができたとしてもそういった類の日記は書かないはずである。
これは過去の経験をもとにした、あくまでもシミュレーションである。
しかし、書いてみて改めて思うが、こんな日記、ドン引き必至であろう。
では、以下本文である。
先月の今日の19時42分をもって交際を開始したA子と、今日は出かけた。
吉祥寺で待ち合わせたわけであるが、この女、いつもと化粧が違うように感じるのは僕の目がおかしくなったからなのか。
いや、今さら僕の目がおかしくなったということはありえない。
なぜなら、この女を選んだ時点で僕の目はすでにおかしかったからだ。
本日のイメージソング:
Love is Color-Blind / Sarah Connor
いけね、選曲ミスった。
さて、僕はデートというものに金をかけない。
費用に対する効用の最大化を目論むのは、僕の属する学部の人間が持つ悲しい習性である。
ああ、「効用」ってのは、「どれだけイイ思いをしたか」ってことね。
そのようなわけであるから、今日したことといえば、井の頭公園で雑談。
それだけである。
ああ、もちろん、乗ったカップルは別れることで有名なボートにも乗った。
別に、そんなジンクス恐るるに足らぬ。
どうせ乗ろうが乗るまいが、ほとんどのカップルは別れるのだ。
ところでこの池のボート、2種類あり、一つは一般的な船の形状をとり、オールを漕いで前進するタイプのいわゆるボートであり、もう一つはアヒルの形をした、屋根付きでペダルとハンドルを操作するタイプのものである。
僕は、後者のボートに乗ることを強く主張した。
オールなどエネルギーのロスが大きい野蛮な代物であり、ペダルとハンドルこそが機能と美とを兼ね備えた文明の利器であると感じたからだ。
しかし、彼女は野蛮であった。
普通のボートがよいなどと主張し、ゆずらないのである。
彼女が言うには、アヒルの頭が醜悪だとのことである。
アヒルの頭など飾りである。偉い人にはそれがわからんのである。
しかし、こんなことで喧嘩するのもいささか年齢不相応であることに思い当たり、僕は彼女の言うとおり、その原始人の乗り物の方を選んでやった。
だが、僕はボートに乗って、オールを漕ぎ始めてから5秒後、後悔した。
オールが重いから?
否!
どちらかといえば文弱と評されることの多い僕にだってその程度の腕力はある。
陸上部で長距離を走っていたから、相応の持久力も備えておる。
ではなぜ後悔したかと言えばほかでもない、この乗り物、目のやり場に非常に困るのである。
この女はよりによって、丈の短いスカートを穿いてきおった。
さらに、ボートの床面積は非常に狭い。
二人がどのような体勢でボートに乗っているかは、もうこれで想像が付くことであろう。
さて、より正確に表現するならば、目のやり場に困ること自体が問題なのではない。
たかがスカートの中身が見えそうになる程度で目が泳いでしまうのを悟られる、というのが屈辱なのである。
とりあえず次に似たようなことがある場合にはジーンズの着用をすすめることにする。
まったく関係ないけど、僕はパンツスーツの女性が好きだ。
さて、先ほど彼女の化粧がいつもと違うと記したが、それはどうやら錯覚ではなかったらしい。
というのも、今日は交際の1ヶ月の記念日であるからだという。
何が記念なものか。
あの恥ずかしいことこの上ない「告白」という儀式から一月が経過し、やっとその忌まわしい記憶を忘れることができたと思っていたのに、この女は古傷をえぐるような真似をしてくれる。
しかも、指輪を買えと要求された。ふてぶてしい女である。
「どんなに高い指輪を買っても、別れるときは別れるものだぞ?」
とか言ったら足を踏まれた。
とりあえず、
「じゃあ、1ヶ月続いたら1000円、3ヶ月続いたら3000円、半年続いたら6000円、一年続いたら2万円の指輪を買うことにする。どれがいい?」
と提案したところ、この場での出費を抑えることができた。
我ながらなかなかの節約術である。
以上になります。
書いてみて気づいたが、あんまりのろけてないな。
むしろ、もしその彼女に見られたら三行半でも突きつけられそうな日記になってしまった。
まあ、そんな彼女はいないし、そもそも結婚すらしてないのだから杞憂に過ぎないのであるが。
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