地雷シリーズ
僕はよく地雷を踏む。
失言をして他人から縁を切られたり、疎遠になったりなんてことは割としょっちゅうある。
さて、今日は僕の踏んだ地雷のうちいくつかを紹介する。
ケース1:
大学の友人Aが落ち込んでいるようだった。
彼は何かちょっとした面談の直前らしいことを聞きかじっていたので、彼の暗い表情はおそらくその不安からくるものであろうと思い、
「大丈夫さ、やればできるよ、お前なら」
とか
「包み隠さず、本当のお前で戦えば、きっとできる!」
とはげました。
彼は、ありがとうと言うものの、やはり元気はない様子なので、そっとしておくことにした。
「Aの彼女、生理来ないんだってさ。あいつ、生でやっちゃったらしいよ」
と友人Bから聞いたのは、それから数分後のことであった。
どうやら、すでに本当の彼自身で戦っちゃった後らしい。
ケース2:
どっちかというと静かな、大学の近くの穴場的な喫茶店で友人と談笑。
その中で、友人が「ロリコン」かつ「婆フェチ」だという話になり、僕がちょっと羽目をはずして大きめの声で
「おまえ、そりゃ『ゆりかごから墓場まで』か。婆さんが『どっこらしょ』とか言うのに萌えるわけか。で、別れ際には『婆さんは用済み。 婆さんはしつこい』か」
などとからかったとき、背後の席から
「どっこらしょ」
との声が聞こえ、振り向くと、だいぶお年を召された女性と中年の男性の二人組みが席を立ち、店を出て行くのに気が付いた。
「今の、萌えたか?」と問う僕に、友人が「ああ」と答えたあと、冷たい静寂が流れた。
ケース3:
少人数の授業で知り合って間もないC子とD男との会話の中でバイクの話になり、どんなバイクが好きかと聞かれる。
僕は「そりゃ、金属むき出しの硬派で無骨なネイキッドでしょ。ビッグスクーターとかさ、邪道だよね。スロットルひねるだけで動くおもちゃの何が楽しいんだか。分解すんの面倒くさい作りしてるし。あんなの、女後ろに乗せるためだけのバイクでしょ。女受けがいいからってんで無駄に高いし」
とか言ったところ
C子は
「私の彼氏、マジェスティ乗ってるんだ……」
D男は
「女の子乗せるためにスカイウェイブ買ったんだわ……」
と申し訳なさそうに告白した。
失言をして他人から縁を切られたり、疎遠になったりなんてことは割としょっちゅうある。
さて、今日は僕の踏んだ地雷のうちいくつかを紹介する。
ケース1:
大学の友人Aが落ち込んでいるようだった。
彼は何かちょっとした面談の直前らしいことを聞きかじっていたので、彼の暗い表情はおそらくその不安からくるものであろうと思い、
「大丈夫さ、やればできるよ、お前なら」
とか
「包み隠さず、本当のお前で戦えば、きっとできる!」
とはげました。
彼は、ありがとうと言うものの、やはり元気はない様子なので、そっとしておくことにした。
「Aの彼女、生理来ないんだってさ。あいつ、生でやっちゃったらしいよ」
と友人Bから聞いたのは、それから数分後のことであった。
どうやら、すでに本当の彼自身で戦っちゃった後らしい。
ケース2:
どっちかというと静かな、大学の近くの穴場的な喫茶店で友人と談笑。
その中で、友人が「ロリコン」かつ「婆フェチ」だという話になり、僕がちょっと羽目をはずして大きめの声で
「おまえ、そりゃ『ゆりかごから墓場まで』か。婆さんが『どっこらしょ』とか言うのに萌えるわけか。で、別れ際には『婆さんは用済み。 婆さんはしつこい』か」
などとからかったとき、背後の席から
「どっこらしょ」
との声が聞こえ、振り向くと、だいぶお年を召された女性と中年の男性の二人組みが席を立ち、店を出て行くのに気が付いた。
「今の、萌えたか?」と問う僕に、友人が「ああ」と答えたあと、冷たい静寂が流れた。
ケース3:
少人数の授業で知り合って間もないC子とD男との会話の中でバイクの話になり、どんなバイクが好きかと聞かれる。
僕は「そりゃ、金属むき出しの硬派で無骨なネイキッドでしょ。ビッグスクーターとかさ、邪道だよね。スロットルひねるだけで動くおもちゃの何が楽しいんだか。分解すんの面倒くさい作りしてるし。あんなの、女後ろに乗せるためだけのバイクでしょ。女受けがいいからってんで無駄に高いし」
とか言ったところ
C子は
「私の彼氏、マジェスティ乗ってるんだ……」
D男は
「女の子乗せるためにスカイウェイブ買ったんだわ……」
と申し訳なさそうに告白した。
※ベッドシーン注意※のろけ日記3
※注意※
今回の日記にはいやと言うほど「ベッドシーン」が出てきます。
「ベッドシーン」という単語を聞くと拒否反応を起こしちゃうタイプの方は、決して見ないでください。
またしても、先日書いて一部の方にご好評をいただいた(?)「のろけ日記」の続編です。
今回は以前に比べずいぶんと続きを書くのが早いわけですが、それだけネタがないということです。
で、重ねて忠告しますが、これは「脳内彼女との脳内デート」なわけで、すべてフィクションです。昔の経験に若干のヒントを得た部分はありますが、基本的にすべて作り話です。
あと、今回は特に長いです。
たいていの方は読む気なくすと思います。
では、以下本文です。
彼女が「Cherryの部屋にいきたい」と言い出したとき、僕は男の欲望をちらつかせて彼女をからかってやろうとの思いから「よいか、女にとってはそうでないのかもしれんが、男にとって、男の部屋に二人きりになるということはほぼ百パーセント、『うわっ』といって男がつまづいて女の上に覆いかぶさり『ごめん』ととっさに謝るも見つめあった格好になったままちょっと気まずい沈黙が1分ほど続き、それに耐え切れなくなった男が『じゃ、カーテン閉めるね』と何が『じゃ』なのかまったく意味不明な言葉を吐きながら部屋を暗くした後で、女が『やさしくして』と言いながら目をつぶべら」とまたしても僕の長台詞は「じゃ行かない」と言いながら僕の足を踏み潰す彼女によって遮られた。
「冗談だ、何もしないよ」と言ってやると彼女は微笑んで「じゃ行く」と即答したわけであるがそこで僕は「貴様、男の『何もしないよ』は確実に『放送コードに引っかかるような何かをしちゃうぞ、PTAからクレームがくることやっちゃうぞ、合体だ、ファイナルフュージョン承認だ、ぐえっへぐえっへ』という意味なのだぞ、それをほんの0.5秒で『じゃ行く』って言うのはあまりに無用心なんうわらば」と、若干長めの忠告を「やっぱり行かない」の彼女の言葉とわき腹に突き刺さる彼女の膝とによってかき消された。
その後も何度かにわたるこうしたやり取りを続け、僕のつま先やら臀部やら背中やらが悲鳴を上げるようになったころ、結局僕らは僕の部屋に行くことになったわけであるが、家のドアの前までたどりついたところで僕は自分の部屋のひどく散らかっているのを思い出し、すこしのあいだ掃除させてほしい旨を彼女に伝えたわけであるが、「どうせなんだかんだ言ってきれいなんでしょ、はやく開けなよ」との反論を聞く限りは、僕の要求はちっとも伝わっていないようだったので、より詳細にことの深刻さを訴えることにした。
こんな感じにである。
「俺の部屋の汚さをもっと詳細に教えてやる。玄関には俺の大好物のキャンバススニーカー複数とレザーの靴が数種類ひしめきあって来客の足を阻んでおる。部屋の中は、本やら服やらその他もろもろが地面を埋め尽くしているわけだが、その下には数え切れないほどのCDやら精密機器やらの地雷が埋まっている。最悪なのは台所だ。ここはもう台所の体をなしてない、異形のはびこる腐海だ。なんだその顔は?『異形』とは何か具体的に説明してほしいか?わかった説明してやる、要するにあたりは得体の知れない植物が吐き出す瘴気で満ち、その中を蟲たちが……なんだもういいのか?わかったから早く掃除しろと?ああ、言われなくてもそうするさ。5分でやれだと?しょうがない、やってやる」
話の途中から彼女の殺意に満ちた視線を感じたのでしぶしぶ僕は説明を切り上げ大人しく部屋の掃除に取り掛かり、約束通り5分でそれを仕上げてドアを開け外に待つ彼女を見ると先ほどよりも視線にこもる殺意が若干強くなっている気がしたが、錯覚であろう。なぜなら僕は約束どおり5分で部屋の掃除を終わらせたわけであり、実際時計の分針は5分しか進んでいないのだから。ところが、彼女の「あんた、最悪」という声に5分では蓄積しないほどの怒りを感じた僕は再び部屋奥のアナログ時計に目をやると、なるほど僕はどうやら1時間5分もの間掃除をしていたらしいことに気付いた。「これが世に言う『ウラシマ効果』というものであろうか、いやしかし俺たちは同一の慣性系の中にいるのであり……なるほど人は没頭すると時の経つのを忘れるものであるなあ」との僕のつぶやきは余計に彼女をいらだたせたらしい。無言で僕を押しのけて彼女は部屋の中に入ったわけであるが、好奇に満ちた目で「綺麗じゃん」とか「しゃれてんじゃん」と言いながら方々を見回す様子を見る限り、少しは機嫌を直したようである。もっとも、直後に「これ、1時間も掃除する必要まったくなかったんじゃないの?人待たせすぎだよね」との言葉とともに彼女の表情は険しいものに戻ったわけであるが。
さて、部屋に入った彼女はやたらとそこらじゅうのものに興味を示したわけであり、「へえ、ニーチェとか読むんだ」と本棚の本を手に取ろうとしたところに「それはファッションというか飾りだよ、ははは、それよりきみ、そっちで座っていたまえ」と言ってその注意を逸らさせたのは他でもない、その本の後ろには「涼宮ハルヒの消失」が隠れているからである。
さて、続いて彼女はクローゼットの扉に手をかけた。中に眠る大量の自動車模型や塗装道具やパソコンパーツを見られまいと思った僕は「開けるなよ、雪崩が起きるからな」と必死に彼女を制止したわけであるが、「エロ本でも入ってるんでしょ」と言いながら彼女は扉にかけた手を頑として離さない。「そういうことにしておいてやる、だから開けるな」と譲歩してやったところでやっと彼女はクローゼットから注意を逸らしたわけであるが、今度は彼女はMDコンポに興味を持ったようである。彼女が「音楽かけていい?」と聞いてきたので僕は「いいけど」と答え、彼女が再生ボタンを押したところで、現在コンポの中に入ってるのは栗林みな実やらKOTOKOやらの歌をおさめたMDであることに気付き、とっさに僕は取り出しボタンを押してディスクをNujabesやらFreeTEMPOやらの曲の入ったものに入れ替え、再生ボタンを押した。一連の僕の行動はどうやら彼女にはだいぶ不審なものであったらしいことがそのいぶかしげな顔にあらわれていたが、すぐに彼女は気持ちを切り替え、その興味をパソコンのほうへと向けた。「このパソコン、メーカーが書いてないけど、どこの?」と聞いてきたので、正直に「そりゃASUSにIntelにSeagateにCENTURY MICROにNVIDIAにMicrosoftにその他もろもろだ」と答えそうになるのをおさえ、代わりに「いやー、出所のわからない安物の中古パソコンなんだよ」と誤魔化した。
次いで彼女は「この映画面白いの?」と、棚におさめられた「Trainspotting」のDVDに興味を示したらしいので、「ああ、おしゃれで、ついでにユアンマクレガーが格好良くて、俺の4番目か5番目に好きな映画だ」と答えたところ、彼女は見ようと提案したわけであるが、僕はある問題を思い出して「いや、やめておこう」と先の彼女の提案を却下した。「なんで?」としきりに彼女が聞いてくるので、「いいか、この映画には『ベッドシーン』があるんだ。それも過激な『ベッドシーン』だ。男女が部屋で二人きりのときにそんな『ベッドシーン』満載の映画を見てみろ、こりゃどうなるかといったら誘発されて俺たちまで『ベッドシーン』というたわば!」と、言いかけの長台詞を「わかったから『ベッドシーン』連呼すんのやめて」と言いながら僕のつま先にかかとを突き立てる彼女にまたしても遮られた。
結局大人しくその映画を見て、「ベッドシーン」とは無縁のまま僕らは家を出た。大人しく彼女を駅まで送ったあとで、僕は体中に残る痛みを思い出し、なんて自分は女を見る目がないのかと内心で嘆きながら肩を落とした。
さて、ずいぶん長くなったが今日のところはこんなもんです。
今回の日記にはいやと言うほど「ベッドシーン」が出てきます。
「ベッドシーン」という単語を聞くと拒否反応を起こしちゃうタイプの方は、決して見ないでください。
またしても、先日書いて一部の方にご好評をいただいた(?)「のろけ日記」の続編です。
今回は以前に比べずいぶんと続きを書くのが早いわけですが、それだけネタがないということです。
で、重ねて忠告しますが、これは「脳内彼女との脳内デート」なわけで、すべてフィクションです。昔の経験に若干のヒントを得た部分はありますが、基本的にすべて作り話です。
あと、今回は特に長いです。
たいていの方は読む気なくすと思います。
では、以下本文です。
彼女が「Cherryの部屋にいきたい」と言い出したとき、僕は男の欲望をちらつかせて彼女をからかってやろうとの思いから「よいか、女にとってはそうでないのかもしれんが、男にとって、男の部屋に二人きりになるということはほぼ百パーセント、『うわっ』といって男がつまづいて女の上に覆いかぶさり『ごめん』ととっさに謝るも見つめあった格好になったままちょっと気まずい沈黙が1分ほど続き、それに耐え切れなくなった男が『じゃ、カーテン閉めるね』と何が『じゃ』なのかまったく意味不明な言葉を吐きながら部屋を暗くした後で、女が『やさしくして』と言いながら目をつぶべら」とまたしても僕の長台詞は「じゃ行かない」と言いながら僕の足を踏み潰す彼女によって遮られた。
「冗談だ、何もしないよ」と言ってやると彼女は微笑んで「じゃ行く」と即答したわけであるがそこで僕は「貴様、男の『何もしないよ』は確実に『放送コードに引っかかるような何かをしちゃうぞ、PTAからクレームがくることやっちゃうぞ、合体だ、ファイナルフュージョン承認だ、ぐえっへぐえっへ』という意味なのだぞ、それをほんの0.5秒で『じゃ行く』って言うのはあまりに無用心なんうわらば」と、若干長めの忠告を「やっぱり行かない」の彼女の言葉とわき腹に突き刺さる彼女の膝とによってかき消された。
その後も何度かにわたるこうしたやり取りを続け、僕のつま先やら臀部やら背中やらが悲鳴を上げるようになったころ、結局僕らは僕の部屋に行くことになったわけであるが、家のドアの前までたどりついたところで僕は自分の部屋のひどく散らかっているのを思い出し、すこしのあいだ掃除させてほしい旨を彼女に伝えたわけであるが、「どうせなんだかんだ言ってきれいなんでしょ、はやく開けなよ」との反論を聞く限りは、僕の要求はちっとも伝わっていないようだったので、より詳細にことの深刻さを訴えることにした。
こんな感じにである。
「俺の部屋の汚さをもっと詳細に教えてやる。玄関には俺の大好物のキャンバススニーカー複数とレザーの靴が数種類ひしめきあって来客の足を阻んでおる。部屋の中は、本やら服やらその他もろもろが地面を埋め尽くしているわけだが、その下には数え切れないほどのCDやら精密機器やらの地雷が埋まっている。最悪なのは台所だ。ここはもう台所の体をなしてない、異形のはびこる腐海だ。なんだその顔は?『異形』とは何か具体的に説明してほしいか?わかった説明してやる、要するにあたりは得体の知れない植物が吐き出す瘴気で満ち、その中を蟲たちが……なんだもういいのか?わかったから早く掃除しろと?ああ、言われなくてもそうするさ。5分でやれだと?しょうがない、やってやる」
話の途中から彼女の殺意に満ちた視線を感じたのでしぶしぶ僕は説明を切り上げ大人しく部屋の掃除に取り掛かり、約束通り5分でそれを仕上げてドアを開け外に待つ彼女を見ると先ほどよりも視線にこもる殺意が若干強くなっている気がしたが、錯覚であろう。なぜなら僕は約束どおり5分で部屋の掃除を終わらせたわけであり、実際時計の分針は5分しか進んでいないのだから。ところが、彼女の「あんた、最悪」という声に5分では蓄積しないほどの怒りを感じた僕は再び部屋奥のアナログ時計に目をやると、なるほど僕はどうやら1時間5分もの間掃除をしていたらしいことに気付いた。「これが世に言う『ウラシマ効果』というものであろうか、いやしかし俺たちは同一の慣性系の中にいるのであり……なるほど人は没頭すると時の経つのを忘れるものであるなあ」との僕のつぶやきは余計に彼女をいらだたせたらしい。無言で僕を押しのけて彼女は部屋の中に入ったわけであるが、好奇に満ちた目で「綺麗じゃん」とか「しゃれてんじゃん」と言いながら方々を見回す様子を見る限り、少しは機嫌を直したようである。もっとも、直後に「これ、1時間も掃除する必要まったくなかったんじゃないの?人待たせすぎだよね」との言葉とともに彼女の表情は険しいものに戻ったわけであるが。
さて、部屋に入った彼女はやたらとそこらじゅうのものに興味を示したわけであり、「へえ、ニーチェとか読むんだ」と本棚の本を手に取ろうとしたところに「それはファッションというか飾りだよ、ははは、それよりきみ、そっちで座っていたまえ」と言ってその注意を逸らさせたのは他でもない、その本の後ろには「涼宮ハルヒの消失」が隠れているからである。
さて、続いて彼女はクローゼットの扉に手をかけた。中に眠る大量の自動車模型や塗装道具やパソコンパーツを見られまいと思った僕は「開けるなよ、雪崩が起きるからな」と必死に彼女を制止したわけであるが、「エロ本でも入ってるんでしょ」と言いながら彼女は扉にかけた手を頑として離さない。「そういうことにしておいてやる、だから開けるな」と譲歩してやったところでやっと彼女はクローゼットから注意を逸らしたわけであるが、今度は彼女はMDコンポに興味を持ったようである。彼女が「音楽かけていい?」と聞いてきたので僕は「いいけど」と答え、彼女が再生ボタンを押したところで、現在コンポの中に入ってるのは栗林みな実やらKOTOKOやらの歌をおさめたMDであることに気付き、とっさに僕は取り出しボタンを押してディスクをNujabesやらFreeTEMPOやらの曲の入ったものに入れ替え、再生ボタンを押した。一連の僕の行動はどうやら彼女にはだいぶ不審なものであったらしいことがそのいぶかしげな顔にあらわれていたが、すぐに彼女は気持ちを切り替え、その興味をパソコンのほうへと向けた。「このパソコン、メーカーが書いてないけど、どこの?」と聞いてきたので、正直に「そりゃASUSにIntelにSeagateにCENTURY MICROにNVIDIAにMicrosoftにその他もろもろだ」と答えそうになるのをおさえ、代わりに「いやー、出所のわからない安物の中古パソコンなんだよ」と誤魔化した。
次いで彼女は「この映画面白いの?」と、棚におさめられた「Trainspotting」のDVDに興味を示したらしいので、「ああ、おしゃれで、ついでにユアンマクレガーが格好良くて、俺の4番目か5番目に好きな映画だ」と答えたところ、彼女は見ようと提案したわけであるが、僕はある問題を思い出して「いや、やめておこう」と先の彼女の提案を却下した。「なんで?」としきりに彼女が聞いてくるので、「いいか、この映画には『ベッドシーン』があるんだ。それも過激な『ベッドシーン』だ。男女が部屋で二人きりのときにそんな『ベッドシーン』満載の映画を見てみろ、こりゃどうなるかといったら誘発されて俺たちまで『ベッドシーン』というたわば!」と、言いかけの長台詞を「わかったから『ベッドシーン』連呼すんのやめて」と言いながら僕のつま先にかかとを突き立てる彼女にまたしても遮られた。
結局大人しくその映画を見て、「ベッドシーン」とは無縁のまま僕らは家を出た。大人しく彼女を駅まで送ったあとで、僕は体中に残る痛みを思い出し、なんて自分は女を見る目がないのかと内心で嘆きながら肩を落とした。
さて、ずいぶん長くなったが今日のところはこんなもんです。
傷物
「私は心無い人たちに身も心もズタズタに陵辱されました。
もうこんな姿にされてしまった以上、私には未来がありません。
お嫁にいけないのはもちろんですし、この身体をお金に変えることすらできないかもしれません。
私は汚れきったメス豚です。
いまでこそ、こうしてあなたがたの前にこの醜い姿をさらけ出していますが、もうあと数時間もしないうちに私は文字通り捨てられるでしょう。その先が、焼却炉なのか東京湾の底なのか私にはわかりません。
もし、こんな私に少しでも同情してくれたそこのあなた、私を買っていただけませんか?
最後に。私は有害な菌に感染しているかもしれません。もしあなたが私を食べるようなことがあるときには、必ず私を焼いてください」
国産豚ひき肉
おつとめ品
半額
「若いころ、私は自分を美しいと思っていました。
人々が私に向ける視線に
『綺麗だ』
『美しい』
『僕には手が届かない。高嶺の花だ』
といった心の声が込められてる気がして、私はうぬぼれていました。
だから私は何もしませんでした。
ですが、そんな心地よい時間は瞬く間に過ぎ去り、そして二度と戻ってくるものでないことを思い知りました。
今はもう認めざるを得ません、私は立派な『売れ残り』です。
でも、ここまできて自分を安売りするつもりもありません。
いっそ墓場まで独り身でもかまいはしません。そのくらいの覚悟はできています」
幕の内弁当
タイムサービス
20%オフ
「アタシみたいな美人を素通りとかマジ見る目なさ過ぎなんだけど(笑)」
中古カラーテレビ
※スクラップ品につき動作保障なし
9800円
もうこんな姿にされてしまった以上、私には未来がありません。
お嫁にいけないのはもちろんですし、この身体をお金に変えることすらできないかもしれません。
私は汚れきったメス豚です。
いまでこそ、こうしてあなたがたの前にこの醜い姿をさらけ出していますが、もうあと数時間もしないうちに私は文字通り捨てられるでしょう。その先が、焼却炉なのか東京湾の底なのか私にはわかりません。
もし、こんな私に少しでも同情してくれたそこのあなた、私を買っていただけませんか?
最後に。私は有害な菌に感染しているかもしれません。もしあなたが私を食べるようなことがあるときには、必ず私を焼いてください」
国産豚ひき肉
おつとめ品
半額
「若いころ、私は自分を美しいと思っていました。
人々が私に向ける視線に
『綺麗だ』
『美しい』
『僕には手が届かない。高嶺の花だ』
といった心の声が込められてる気がして、私はうぬぼれていました。
だから私は何もしませんでした。
ですが、そんな心地よい時間は瞬く間に過ぎ去り、そして二度と戻ってくるものでないことを思い知りました。
今はもう認めざるを得ません、私は立派な『売れ残り』です。
でも、ここまできて自分を安売りするつもりもありません。
いっそ墓場まで独り身でもかまいはしません。そのくらいの覚悟はできています」
幕の内弁当
タイムサービス
20%オフ
「アタシみたいな美人を素通りとかマジ見る目なさ過ぎなんだけど(笑)」
中古カラーテレビ
※スクラップ品につき動作保障なし
9800円
※エロ注意※あなたと合体したい
男性向けである。
一部に過激な性描写が含まれるので、苦手な方は読まないでいただきたい。
では以下本文である。
cHErrY著「これでデートは大成功!女性のしぐさの心理学」(さくらんぼ出版)より抜粋。
Q.女性がやたらと髪をいじるのですが、これはどういうサインでしょうか?
A.それはあなたの話がつまらないというサインに他なりません。
筆者も退屈な授業のときには枝毛をいじります。
Q.助手席に乗せた女性がやたら「眠い」を連発します。これはどういうサインでしょうか?
A.それは相手の「貴様といてもつまらん。眠いだけだ。帰らせろ。寝る」というサインに他なりません。
くれぐれも「あなたと合体したい」のサインだと誤解しないようにしましょう。
Q.女性がデートのときミニスカートをはいてきました。これはどういうサインでしょうか?
A.「寒くなる前に帰らせろよ?わかるよな?」のサインです。くれぐれも「フュージョン」の合図と誤解しないでください。
Q.彼女がえっちな表情でこっちを見ます。これはどういうサインでしょうか?
A.まず、「えっちな表情」というのがどういう表情なのか具体的に説明してもらわないと答えようがありませんが、「えっちな」のはあなたの目じゃありませんか?いま一度ご確認を。
Q.ポケットor料理or本etc…に毛が入れられてました。これはどういうサインでしょうか?
A.それはあなたの陰毛です。人のせいにしないでください。
Q.「 や ら な い か ? 」と言われました。
A.彼女は男性ではないですか?あなたはノンケですか?もしそうなら「ウホッ」と返しましょう。くそみそな展開になるはずです。
Q.彼女が僕の手を持って彼女の胸に触らせてきました。これはどういうサインですか?
A.こんなところで質問する前に、あなたは何もしようと思わなかったんですか?
Q.彼女の頭をぽんぽんしたら拒否られなかったのですが、これはどういうサインですか?
A.本日最後の曲は神奈川県横須賀市にお住まいのグーフィーキラー@入園禁止さんからのリクエストで、沢田研二「勝手にしやがれ」です。それではみなさま、ごきげんよう。
一部に過激な性描写が含まれるので、苦手な方は読まないでいただきたい。
では以下本文である。
cHErrY著「これでデートは大成功!女性のしぐさの心理学」(さくらんぼ出版)より抜粋。
Q.女性がやたらと髪をいじるのですが、これはどういうサインでしょうか?
A.それはあなたの話がつまらないというサインに他なりません。
筆者も退屈な授業のときには枝毛をいじります。
Q.助手席に乗せた女性がやたら「眠い」を連発します。これはどういうサインでしょうか?
A.それは相手の「貴様といてもつまらん。眠いだけだ。帰らせろ。寝る」というサインに他なりません。
くれぐれも「あなたと合体したい」のサインだと誤解しないようにしましょう。
Q.女性がデートのときミニスカートをはいてきました。これはどういうサインでしょうか?
A.「寒くなる前に帰らせろよ?わかるよな?」のサインです。くれぐれも「フュージョン」の合図と誤解しないでください。
Q.彼女がえっちな表情でこっちを見ます。これはどういうサインでしょうか?
A.まず、「えっちな表情」というのがどういう表情なのか具体的に説明してもらわないと答えようがありませんが、「えっちな」のはあなたの目じゃありませんか?いま一度ご確認を。
Q.ポケットor料理or本etc…に毛が入れられてました。これはどういうサインでしょうか?
A.それはあなたの陰毛です。人のせいにしないでください。
Q.「 や ら な い か ? 」と言われました。
A.彼女は男性ではないですか?あなたはノンケですか?もしそうなら「ウホッ」と返しましょう。くそみそな展開になるはずです。
Q.彼女が僕の手を持って彼女の胸に触らせてきました。これはどういうサインですか?
A.こんなところで質問する前に、あなたは何もしようと思わなかったんですか?
Q.彼女の頭をぽんぽんしたら拒否られなかったのですが、これはどういうサインですか?
A.本日最後の曲は神奈川県横須賀市にお住まいのグーフィーキラー@入園禁止さんからのリクエストで、沢田研二「勝手にしやがれ」です。それではみなさま、ごきげんよう。
続・のろけ日記
結構前に僕は「のろけ日記」と題した日記を書いたわけであるが、「とっとと続編を書け」という旨のメッセなりコメントなりをいただいていたので、書く。
前回は「ぜんぜんのろけてないじゃないか」とのクレームをいただいたので、今回は思い切ってのろけてみた。どうなっても、知らないよー?
改めて注意するまでもないが、これはフィクションである。
昔の経験がノイズとして若干混入しているかもしれないが、すべてはシミュレーションであり、より卑近に換言するならば「脳内彼女との脳内デートの様子」を記したものである。
では、以下本文である。
喫茶店で向かい合って座ったこの女がまったく何の前置きもなしに「子供は何人欲しい?」と言い出したとき、僕の身に「寝台裏春画露見効果による同一慣性系内主観時間歪曲現象」が起こった。
(説明しよう。寝台裏春画露見効果とは、自分の部屋の寝台の裏にポルノを隠していた思春期の男子が学校などから帰宅した際に、母親に自分の部屋を掃除されていることに気づいたときなどに典型的に観測される特有の緊張状態であり、このときその男子の主観時間は外界から隔絶され、あたかも男子には「時が止まった」かのような錯覚がもたらされるが、これが同一慣性系内主観時間歪曲現象と呼ばれるものである。
寝台裏春画露見効果は女子にも観測されるのかという問題については、フェミニストから倫理的問題を指摘されていることもあっていまだに公な実証研究がなされておらず、同一慣性系内主観時間歪曲現象にいたっては「主観時間」という定性指標を定量化する手法が未発達のため、これらの効果および現象についてはいまだ確固たる根拠がないのが実状であるが、先の文中で僕の身に起こった現象を端的に描写するのには最も適すると判断し、この概念を持ち出した)
さて、この現象に典型的なことであるが、僕はこのとき時間の流れが止まったかのような錯覚におちいった。さらに僕は、以前友人から借りた「時計仕掛けのオレンジ」のDVDを家族で鑑賞中にレイプシーンが無修正で再生され、事態の異常さを感知しDVDのケースに目をやるとそこには「無修正版」との注意書きがあることに気付くが時はすでに遅く、家族の間には気まずい沈黙がその後約2時間にわたって続いた時の事を走馬灯を見出すかのごとく追想したことも付言しておく。
なぜ僕の身にそのようなことが起きたかといえば、他でもない、僕と彼女はまだ交際して日が浅く、僕は相変わらず純潔を保っていたのであり(彼女はどうか知らぬが)、彼女の口から「子供」という単語が出てくるにはあまりに時期尚早であると判断せざるを得なかったからである。
そのようなわけで僕は判断力を失い、ほぼ脊髄反射的に「その前に子供はどうやって作るの?」と聞いてしまったわけであるが、直後につま先に激痛を覚え、次いでそれが彼女のかかとからの圧力によるものであることを察した。彼女が作り笑顔で「たとえばの話、何人欲しいかって聞いてるんだけど?」と言いながら足に力をこめるのを見る限り、どうやら僕はまたしても地雷を踏んでしまったらしい。
どうも僕と彼女との間で情報伝達に齟齬が生じたようである。
僕は「子供」という単語を聞いて真っ先に「子供を作るまでの過程」について案じてしまったが、彼女はあくまで子供が確実にできるという仮定のもとに、その先の事象について考えているらしく、その相違こそが先の誤解の遠因になったのではないか、そしてこれは案外世の中の男女間での誤解の生ずる場面においても再現性があるのではないかというようなことを彼女に言ってみせたところ、彼女は僕をひどく的外れであると評するかのごとき呆れ顔でこちらを見た。先の僕の考えが的外れであったのか、僕がその考えを口に出すこと自体が的外れだったのか、どちらなのか皆目見当はつかぬが、いずれにせよ彼女が機嫌を損ねたままでいるのはいささか面倒なので「二人だな。しっかりものの姉と、ちょっとぬけたところのある弟の組み合わせに萌える」と話をあわせてみることにしたところ、彼女も乗ってきたのでひとまずは面倒を回避できたようである。
さて、先にも記したようにここは喫茶店なのであり、ときおり周囲に目をやるとそこかしこに奇妙な男女の組み合わせというのを発見するのであるが、そうしたものについ彼女の前で言及したくなるのが僕の性格であり、このときなども小声で「八時方向の男女ペアに注目されたし。机の上で手を握り合っておるのは、いと痛々し。つづいて一時方向の男女、四人がけボックス席を占拠して同じサイドに座るのはいと片腹痛し。む、なんと、三時方向の男女、テーブルの下で手を伸ばし合いていかがわしきなにがしかの行為にいたるのは…」との実況は「わかったからやめて」という彼女の声と僕のつま先に突き刺さる彼女のヒールのもたらす激痛によって遮られた。
こやつはたしか交際する前は非常に大人しい「深窓の令嬢」とでも形容されるような類の女ではなかったか。だとしたらこの目の前にいる獰猛な生き物は何ごとか、まさしくクーリングオフの対象ではないかと心の中で毒づいたが、すでにクーリングオフ期間はとっくに経過していることに思い当たり、僕は己の目の節穴であることを悔いるのみにとどめた。
以上である。どうでしょうか。今回はかなりべろんべろんにのろけていると思うのだが。
前回は「ぜんぜんのろけてないじゃないか」とのクレームをいただいたので、今回は思い切ってのろけてみた。どうなっても、知らないよー?
改めて注意するまでもないが、これはフィクションである。
昔の経験がノイズとして若干混入しているかもしれないが、すべてはシミュレーションであり、より卑近に換言するならば「脳内彼女との脳内デートの様子」を記したものである。
では、以下本文である。
喫茶店で向かい合って座ったこの女がまったく何の前置きもなしに「子供は何人欲しい?」と言い出したとき、僕の身に「寝台裏春画露見効果による同一慣性系内主観時間歪曲現象」が起こった。
(説明しよう。寝台裏春画露見効果とは、自分の部屋の寝台の裏にポルノを隠していた思春期の男子が学校などから帰宅した際に、母親に自分の部屋を掃除されていることに気づいたときなどに典型的に観測される特有の緊張状態であり、このときその男子の主観時間は外界から隔絶され、あたかも男子には「時が止まった」かのような錯覚がもたらされるが、これが同一慣性系内主観時間歪曲現象と呼ばれるものである。
寝台裏春画露見効果は女子にも観測されるのかという問題については、フェミニストから倫理的問題を指摘されていることもあっていまだに公な実証研究がなされておらず、同一慣性系内主観時間歪曲現象にいたっては「主観時間」という定性指標を定量化する手法が未発達のため、これらの効果および現象についてはいまだ確固たる根拠がないのが実状であるが、先の文中で僕の身に起こった現象を端的に描写するのには最も適すると判断し、この概念を持ち出した)
さて、この現象に典型的なことであるが、僕はこのとき時間の流れが止まったかのような錯覚におちいった。さらに僕は、以前友人から借りた「時計仕掛けのオレンジ」のDVDを家族で鑑賞中にレイプシーンが無修正で再生され、事態の異常さを感知しDVDのケースに目をやるとそこには「無修正版」との注意書きがあることに気付くが時はすでに遅く、家族の間には気まずい沈黙がその後約2時間にわたって続いた時の事を走馬灯を見出すかのごとく追想したことも付言しておく。
なぜ僕の身にそのようなことが起きたかといえば、他でもない、僕と彼女はまだ交際して日が浅く、僕は相変わらず純潔を保っていたのであり(彼女はどうか知らぬが)、彼女の口から「子供」という単語が出てくるにはあまりに時期尚早であると判断せざるを得なかったからである。
そのようなわけで僕は判断力を失い、ほぼ脊髄反射的に「その前に子供はどうやって作るの?」と聞いてしまったわけであるが、直後につま先に激痛を覚え、次いでそれが彼女のかかとからの圧力によるものであることを察した。彼女が作り笑顔で「たとえばの話、何人欲しいかって聞いてるんだけど?」と言いながら足に力をこめるのを見る限り、どうやら僕はまたしても地雷を踏んでしまったらしい。
どうも僕と彼女との間で情報伝達に齟齬が生じたようである。
僕は「子供」という単語を聞いて真っ先に「子供を作るまでの過程」について案じてしまったが、彼女はあくまで子供が確実にできるという仮定のもとに、その先の事象について考えているらしく、その相違こそが先の誤解の遠因になったのではないか、そしてこれは案外世の中の男女間での誤解の生ずる場面においても再現性があるのではないかというようなことを彼女に言ってみせたところ、彼女は僕をひどく的外れであると評するかのごとき呆れ顔でこちらを見た。先の僕の考えが的外れであったのか、僕がその考えを口に出すこと自体が的外れだったのか、どちらなのか皆目見当はつかぬが、いずれにせよ彼女が機嫌を損ねたままでいるのはいささか面倒なので「二人だな。しっかりものの姉と、ちょっとぬけたところのある弟の組み合わせに萌える」と話をあわせてみることにしたところ、彼女も乗ってきたのでひとまずは面倒を回避できたようである。
さて、先にも記したようにここは喫茶店なのであり、ときおり周囲に目をやるとそこかしこに奇妙な男女の組み合わせというのを発見するのであるが、そうしたものについ彼女の前で言及したくなるのが僕の性格であり、このときなども小声で「八時方向の男女ペアに注目されたし。机の上で手を握り合っておるのは、いと痛々し。つづいて一時方向の男女、四人がけボックス席を占拠して同じサイドに座るのはいと片腹痛し。む、なんと、三時方向の男女、テーブルの下で手を伸ばし合いていかがわしきなにがしかの行為にいたるのは…」との実況は「わかったからやめて」という彼女の声と僕のつま先に突き刺さる彼女のヒールのもたらす激痛によって遮られた。
こやつはたしか交際する前は非常に大人しい「深窓の令嬢」とでも形容されるような類の女ではなかったか。だとしたらこの目の前にいる獰猛な生き物は何ごとか、まさしくクーリングオフの対象ではないかと心の中で毒づいたが、すでにクーリングオフ期間はとっくに経過していることに思い当たり、僕は己の目の節穴であることを悔いるのみにとどめた。
以上である。どうでしょうか。今回はかなりべろんべろんにのろけていると思うのだが。
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