前回の続き
前回の続きです。
菊池と出会ったのは、一年のとき、学校の図書室でのことだ。
高校受験に失敗して滑り止めで入った高校だったので、入学当初からまわりの人間を全員見下してた僕は、クラスの人間とも浅い付き合いしかしてこなかった。
そんな僕に、つるむ友達などろくにできるはずもなく、休み時間や放課後は図書室で本を読みふけるのが日課だった。
「似合わないな」
いつものように、本を読んでいたとき、背後から声をかけてくるものがいた。
中途半端な偏差値の高校だから、がり勉の人間をからかう猿どもが何匹かわいて出る。こいつもその類だろう。
そう思って振り向くと、予想していたのよりは「猿」っぽくない少年がいた。運動部にでも属してそうな印象だ。
「優等生なんだってな?でもお前、あんまり読書とか、勉強とかしてそうには見えないな」
珍しい生き物でも観察するかのごとき顔で、彼はそう続けた。
「猿と一緒にされるとは心外だな」
とだけ返して、僕はまた本に目を戻した。
「怒った?悪い悪い。いや、おすすめの本あったら教えてほしくてさ」
やたら馴れ馴れしい彼の声音が不愉快だったので、僕は黙って席を立ち、書架から「ズッコケ三人組」を出して彼に手渡した。
「もうちょい、こう、大人向けのがいいんだけどなあ」
彼は相変わらず友好的な風を装おうとしている。こんどは葛飾北斎の春画集を渡した。彼は、それを受け取り、まじまじと数ページ眺めたあと
「これは、ちょっと大人向け過ぎるよな。この高校にこんなもんあったのか。っておい、もしかしてお前、俺のことからかってる?」
やっと気付いたようである。
「今夜のおかずに持って帰るか?」
と僕が聞くと、彼は突然吹き出した。
人の顔を見ながら笑い転げるこの男はひどく礼儀知らずに思え、僕の気に入らなかった。
「お前、下ネタとか言うんだ?てっきり、うんこって聞いただけで眉をしかめるタイプかと思った」
この男の笑いのツボは、どうやら僕のそれとはかけ離れてるらしい。
それでも、この日以来、彼とは毎日のようにこの図書室で顔を合わせるようになったし、いつのまにかつるむようになった。受験の失敗のコンプレックスから、この高校のほとんどの人間を見下して深く立ち入ろうとしない悪癖だけは、この男も共有していたからであろう。
大学受験が終わってしばらくしたある日、居間でくつろいでいると、真剣な顔の父さんが
「話がある」
と切り出した。
「お前の部屋のゴミ箱から、ゴムが見つかった。これはどういうことだ」
彼女とのことは、このときはまだ親に知られてはいなかった。恥ずかしいから、そういう話をしなかったのだ。
「お前は、ひとりであんなものを使うのか?」
父さんが続けてそう聞いてきたので、僕は、どうやら変な趣味があるのを疑われてるのであろうと理解し、それを一刻も早く弁解するために
「彼女と……、だよ」
と答えたのであるが
「ふははははは、引っかかりおったな!『ゴム』とは髪留めのゴムのことさ!そしてお前は今自らの口から『彼女がいる』こと、そして『彼女とやってる』ことを暴露しおったな!この変態め!なあに、隠そうたって無駄さ、俺はもうお前が駅前できれいなおなごを伴って歩いているのを見てしまったのだからな!それだけじゃない、そのおなごがお前の腕にその腕を絡ませて駅前からゲームセンターへ行き、そのあと喫茶店で机の上にとったぬいぐるみを広げながら談笑し、さらにそのあと雑貨屋でお互いにメガネやら猫耳やらをつけあってからかいあったり、ちょっぴりえっちな輸入雑貨を見せ付けて彼女を困惑させたりして、最後に駅前でふたあべぽ」
父さんのまくし立てるような台詞は「もうやめてあげな、品がない」と言いながらスリッパで夫の頭をひっぱたく母さんによって中断せられた。長年のあいだ暴走しがちな父親を制御してきたこの母親に、僕はこういうときあらためて畏敬の念を抱くのであるが
「でもねえ、喫茶店でおそろいのパフェを頼んで、ときどきとりかえっこしてるのは、お母さん見ててちょっと恥ずかしかったかなあ」
との発言で一気に掻き消えた。
「あんたら、夫婦そろって息子を尾行してたのか、品がなくて変態なのはどっちだよ」
まったく、一時は離婚騒動にまで発展したのに、この両親はそのことなどすっかり忘れているようである。
「そんなことより息子よ、お前は彼女と何回やったのだ?あと、お前は何発やるのだ?それからおまごでりば」
スリッパで頭を勢いよく叩く高い音が鳴った。
「だから、あんたは品がないって。ね、ところで最初のチューはいつ?いつも手はどっちを上にしてつないでるの?」
今になってこんなふうに尋問されるのなら、最初から隠さないでおけばよかったと、僕はこのとき後悔した。
次の日の朝から彼女と会うことになっていたのに、この両親による尋問(途中から妹も参加した)は明朝まで続き、次の日は案の定寝坊して約束の時間に遅刻した。なんとも思いやりのない家族である。
ある朝、僕は嫌な夢で目を覚ました。自転車にのっていたら、トラックに轢かれて死ぬ夢だ。
「今日の夕食はあんたの好きなハッシュドビーフだからね。早く帰ってこないとなくなるよ」
わかったわかった、ああ、それと玉ねぎは飴色に炒めたほうがおいしいよ、面倒くさがってやってもらった覚えがないけど。母さんにそういい残して、僕は家を出た。
今日は、菊池の家で遊んだ。
帰るときにふと彼女の声が聞きたくなったので、電話をして、ちょっと話した後、自転車に乗った。
いつの間にか、暗くなったな。自転車のライトが壊れている。そういえば、ブレーキのききも悪い。警察に止められるのも面倒だし、早いとこ交換しないとな。
そんなことを考えながら、僕は夜道を急いだ。
以上です。こんな終わり方でいい?
菊池と出会ったのは、一年のとき、学校の図書室でのことだ。
高校受験に失敗して滑り止めで入った高校だったので、入学当初からまわりの人間を全員見下してた僕は、クラスの人間とも浅い付き合いしかしてこなかった。
そんな僕に、つるむ友達などろくにできるはずもなく、休み時間や放課後は図書室で本を読みふけるのが日課だった。
「似合わないな」
いつものように、本を読んでいたとき、背後から声をかけてくるものがいた。
中途半端な偏差値の高校だから、がり勉の人間をからかう猿どもが何匹かわいて出る。こいつもその類だろう。
そう思って振り向くと、予想していたのよりは「猿」っぽくない少年がいた。運動部にでも属してそうな印象だ。
「優等生なんだってな?でもお前、あんまり読書とか、勉強とかしてそうには見えないな」
珍しい生き物でも観察するかのごとき顔で、彼はそう続けた。
「猿と一緒にされるとは心外だな」
とだけ返して、僕はまた本に目を戻した。
「怒った?悪い悪い。いや、おすすめの本あったら教えてほしくてさ」
やたら馴れ馴れしい彼の声音が不愉快だったので、僕は黙って席を立ち、書架から「ズッコケ三人組」を出して彼に手渡した。
「もうちょい、こう、大人向けのがいいんだけどなあ」
彼は相変わらず友好的な風を装おうとしている。こんどは葛飾北斎の春画集を渡した。彼は、それを受け取り、まじまじと数ページ眺めたあと
「これは、ちょっと大人向け過ぎるよな。この高校にこんなもんあったのか。っておい、もしかしてお前、俺のことからかってる?」
やっと気付いたようである。
「今夜のおかずに持って帰るか?」
と僕が聞くと、彼は突然吹き出した。
人の顔を見ながら笑い転げるこの男はひどく礼儀知らずに思え、僕の気に入らなかった。
「お前、下ネタとか言うんだ?てっきり、うんこって聞いただけで眉をしかめるタイプかと思った」
この男の笑いのツボは、どうやら僕のそれとはかけ離れてるらしい。
それでも、この日以来、彼とは毎日のようにこの図書室で顔を合わせるようになったし、いつのまにかつるむようになった。受験の失敗のコンプレックスから、この高校のほとんどの人間を見下して深く立ち入ろうとしない悪癖だけは、この男も共有していたからであろう。
大学受験が終わってしばらくしたある日、居間でくつろいでいると、真剣な顔の父さんが
「話がある」
と切り出した。
「お前の部屋のゴミ箱から、ゴムが見つかった。これはどういうことだ」
彼女とのことは、このときはまだ親に知られてはいなかった。恥ずかしいから、そういう話をしなかったのだ。
「お前は、ひとりであんなものを使うのか?」
父さんが続けてそう聞いてきたので、僕は、どうやら変な趣味があるのを疑われてるのであろうと理解し、それを一刻も早く弁解するために
「彼女と……、だよ」
と答えたのであるが
「ふははははは、引っかかりおったな!『ゴム』とは髪留めのゴムのことさ!そしてお前は今自らの口から『彼女がいる』こと、そして『彼女とやってる』ことを暴露しおったな!この変態め!なあに、隠そうたって無駄さ、俺はもうお前が駅前できれいなおなごを伴って歩いているのを見てしまったのだからな!それだけじゃない、そのおなごがお前の腕にその腕を絡ませて駅前からゲームセンターへ行き、そのあと喫茶店で机の上にとったぬいぐるみを広げながら談笑し、さらにそのあと雑貨屋でお互いにメガネやら猫耳やらをつけあってからかいあったり、ちょっぴりえっちな輸入雑貨を見せ付けて彼女を困惑させたりして、最後に駅前でふたあべぽ」
父さんのまくし立てるような台詞は「もうやめてあげな、品がない」と言いながらスリッパで夫の頭をひっぱたく母さんによって中断せられた。長年のあいだ暴走しがちな父親を制御してきたこの母親に、僕はこういうときあらためて畏敬の念を抱くのであるが
「でもねえ、喫茶店でおそろいのパフェを頼んで、ときどきとりかえっこしてるのは、お母さん見ててちょっと恥ずかしかったかなあ」
との発言で一気に掻き消えた。
「あんたら、夫婦そろって息子を尾行してたのか、品がなくて変態なのはどっちだよ」
まったく、一時は離婚騒動にまで発展したのに、この両親はそのことなどすっかり忘れているようである。
「そんなことより息子よ、お前は彼女と何回やったのだ?あと、お前は何発やるのだ?それからおまごでりば」
スリッパで頭を勢いよく叩く高い音が鳴った。
「だから、あんたは品がないって。ね、ところで最初のチューはいつ?いつも手はどっちを上にしてつないでるの?」
今になってこんなふうに尋問されるのなら、最初から隠さないでおけばよかったと、僕はこのとき後悔した。
次の日の朝から彼女と会うことになっていたのに、この両親による尋問(途中から妹も参加した)は明朝まで続き、次の日は案の定寝坊して約束の時間に遅刻した。なんとも思いやりのない家族である。
ある朝、僕は嫌な夢で目を覚ました。自転車にのっていたら、トラックに轢かれて死ぬ夢だ。
「今日の夕食はあんたの好きなハッシュドビーフだからね。早く帰ってこないとなくなるよ」
わかったわかった、ああ、それと玉ねぎは飴色に炒めたほうがおいしいよ、面倒くさがってやってもらった覚えがないけど。母さんにそういい残して、僕は家を出た。
今日は、菊池の家で遊んだ。
帰るときにふと彼女の声が聞きたくなったので、電話をして、ちょっと話した後、自転車に乗った。
いつの間にか、暗くなったな。自転車のライトが壊れている。そういえば、ブレーキのききも悪い。警察に止められるのも面倒だし、早いとこ交換しないとな。
そんなことを考えながら、僕は夜道を急いだ。
以上です。こんな終わり方でいい?
スイーツ(笑)
※注意※長文です
やったー携帯小説できたよー(^o^)ノ
僕は死んだ。
最後の瞬間は、自転車で暗い道路を走ってるときに、曲がってくるトラックに巻き込まれて……
そこで僕の意識は途絶えた。
気付いたときには、眼下に僕の肉片が転がっていた。
頭部は原形をとどめていなかった。
顔だけは勘弁してくれよ。
それが、僕が死んでからの最初の心残りだった。
生きている時間の最後に走馬灯を見た。
喧嘩してた両親が仲直りして、家族で旅行したときのこと。
勉強を教えていた妹が第一志望の高校に受かって、一緒に号泣したときのこと。
飼っていた犬がある朝死んでいて、泣き崩れる妹を抱きしめ、なだめていたときのこと。
初めての彼女と、キスしたときのこと。
彼女と一緒の、そして僕らの第一志望の大学に合格して、受験番号の貼られた掲示板の前で感極まって抱き合ったときのこと。
初めての彼女を、抱いたときのこと。
しばらくしたら、警察と救急車がやってきた。どうせもう間に合わないのに。
運転手が必死に弁解している。刑務所に入るのを相当恐れているのであろう。僕を殺したんだ、もっとおびえるがいい。
野次馬が僕の残骸を見て悲鳴を上げている。おい、そこの女、目を手のひらで隠すなら、最初から寄って来るなよ。
そんな光景も見飽きたので家族のところへ行った。
家では、母さんと妹が料理を作っていた。いちおう、父さんもその場にいる。土曜日だから帰るのが早いのだ。
どうやら今日の夕食は、ハッシュドビーフとアボガドサラダ、それからかぼちゃのポタージュスープのようだ。
おぼつかない手つきであめ色になりかけの玉ねぎを焦げ付かぬように炒めつづける妹を後ろから揶揄しつつ、父さんはかぼちゃと牛乳をミキサーにかけようとしている。
母さんはサラダの野菜を洗いながら、そんな父と娘のやり取りを楽しそうに眺めている。それにしてもこの母親は妹の受験が終わってからはいつも面倒な作業を彼女に押し付けるが、この日も相変わらずだ。
電話が鳴った。いちばん手の空いている父さんが受話器を取った。
この電話が、この家族の、この空間を壊してしまうのかもしれない。
それが、たまらなく心苦しくて、僕は終話ボタンを押した。
でも、僕の指はボタンを何の抵抗もなく通り抜けた。当然だ、僕は死んでいるのだから。
「はい、梅沢です」
父の声は、僕の抵抗もむなしく電話がつながってしまったことを伝えた。
「なんですと?」
背筋に冷たいものが走った。
「あのな、幸せだとか生きる意味だとか、貴様の言ってることは的を得ないが、ようするにどこのなんていう『宗教』なのだ?ああ、言っとくけど、うち、居間には神棚があって、寝室には仏壇があって、トイレにはマリア様がいて、家事はカースト制度で分担してて、庭には糞尿と飲料水とその他もろもろの流れる川があって、もう家中神様だらけで新しい神様の入る余地ないの。わかる?じゃあね」
「また変な宗教?あんたもいちいち長台詞披露してないでとっとと電話切ればいいものを。それよりほら、早くミキサーやって」
どうやら、まだ訃報は届かなかったようである。僕は、一気に安堵した。
「お父さん、いつもこういうときのためのネタを一生懸命考えてるんでしょ?お母さん、窓際でパソコンだけが友達の社員やってるお父さんの唯一の楽しみを否定しちゃ可哀相だよ」
「うおお、なんて父親思いの娘だ!しかしな、同情は不要だ!なぜならパパは出世コースに乗ってボーナスだって……」
「あんた、そういうのは家のローン完済してから言って。だいたい、思いっきり娘に哀れまれてるじゃん。わかんないの?」
家族は、だからいつものようにふざけあっていた。
まだ、彼らは僕が帰ってくると信じているのだ。
今朝、家を出る瞬間まで何のありがたみも持たなかったこの空間が、とてもいとおしいものだと今になって気付いた。
神など信じぬ僕が、初めて祈った。
どうか、彼らに僕の死を伝えないでくれと。
一分でも長く、この団欒が続いていてほしいと。
やがて、電話は鳴った。
僕は、それが聞きたくなくて、家族のいる食卓を離れた。
長男の死を知った家族が、その瞬間どう反応したのかを、だから僕は知らない。
それでも、先ほどまでにぎわっていた食卓からうそのように声が消えたことだけで、僕の胸には充分こたえた。
彼女のところに行きたくなった。初めての、そしてずっと付き合っている彼女のところへ。
彼女は部屋で本を読んでいた。
受験が終わって大学へ入るまでの今、お互いに本を読みあって、この余裕のある時期を有意義に過ごそうと話していたのだ。
近松秋江の「別れたる妻に送る手紙」か。僕の貸した本だ。
それにしても、自分で貸しておいて言うのもなんだが、このタイミングであんなダメ男本を読んでいるとは。名状しがたい脱力感で、すこし気分はやわらいだ。ここは彼女に感謝するべきか。
父親が単身赴任、母親は夜遅くまで働いていて、姉はとっくに家を出て一人暮らしをしているので、家にひとりでいることの多い彼女の部屋にあがることはよくあった。彼女との時間の少なからぬ部分をこの部屋ですごしたし、部屋には僕の取ってあげたぬいぐるみや、僕と一緒に買いに行った家具、それから一緒に撮った写真などでうめつくされていたので、半分は僕の部屋のような認識だった。
だから、この部屋に来ると落ち着くのだ。
しかし、すぐに違和感に気付いた。
いつまでたっても彼女はページをめくらないのだ。
目の焦点すら定まっていない。
彼女の足元に折りたたみ式の携帯電話が開かれたままでよこたわっている。
そういえば、僕の携帯電話の発信履歴には、彼女の電話番号がいちばん最初に表示されるであろうことを思い出した。
最後に電話をかけたのが、彼女だったからだ。もっとも、そのときにはそれが「最後」だなどとは予想だにしなかったわけであるが。
しばらくすると、彼女は泣き出した。机の上にふせる格好になって。やがて、激しく嗚咽した。
そうか、この女はこうやって泣くのか。
喧嘩したときも、別れ話になったときも、こんな風には泣かなかったのに。
あの時は、嘘泣きだろうと思った。だから何も感じなかった。女の涙など外交手段に過ぎぬと高をくくっていたのだ。
でも、このときは、彼女を抱きしめたくなるのをこらえきれず、僕の両腕は彼女に触れたが、わずかの圧力もなくただ透過するだけだった。
やがて、彼女の携帯電話の着信音が鳴った。
画面には「菊池」と表示されている。僕の親友の名だ。
「ウメが、ウメが……」
彼女は電話に出ると、嗚咽のまじる声で、僕のあだ名を繰り返した。
下の名前で呼べと何度も言ったのに、結局彼女の僕をあだ名で呼ぶのは直らなかった。二年間付き合ってて、それがいちばんの心残りだ。
「うん、ひっく、今……うん、家。うん、ひとり」
なぜか知らぬが、彼女が電話でそう答えるのを聞いて、得体の知れぬ悪寒を覚えた。
「うん、来て」
いや、僕は知っている。心当たりがある。でも、今はそれから目を背けようとしているのだ。
しばらくして、菊池が来た。
玄関で、彼を見た彼女はその場に泣き崩れそうになり、それを、菊池は抱き止めた。
彼は、「楓……」と彼女の名を呼んで、それっきりしばらくしゃべらなかった。
菊池が、胸に顔をうずめる彼女をなだめながら、微笑しているのを、僕は網膜に焼き付けた。
親友だと思っていた彼の、その首を絞めてしまいたくなった。
でも、僕は自分を責めることにした。二年前、菊池が楓に思いを寄せているのを知らぬふりをして、それから、菊池に思いを寄せる楓の相談にのるふりをして、彼女を奪った自分への、これは罰なのだと言い聞かせることにして、僕はその場を去ろうとした。
「俺、あいつがいちばんの親友だった」
菊池の声を聞いて、僕は立ち止まった。
「なんでも腹を割って話すことのできる、ただ一人の親友だった」
じゃあ、なんでお前は楓への恋心を僕以外の人間にだけ打ち明けまくったのだ。二年前も、そして今もずっと。
「ぶつかり合うこともあったけど、お互いを高めあえる最高の仲間だった」
そう思っているのは残念ながら君だけだ。いつも僕が前を進んで、君があわてて追いかけてくる格好だったろう。最近じゃ、受験だってそうさ。結局君は僕の滑り止めのところに行くことになったしな。
「それに……」
彼は、何かを言いかけたまま、泣き出した。
親友だと思っていた彼が、こんな安っぽい演技をすることに虫唾が走った。
どす黒い感情が僕の思考を埋め尽くしていくのがわかる。
でも、僕は知っている。彼女は、彼のするような三文芝居など、容易く見抜くと。そのような女だから僕は彼女を慕ったし、信じてきたのだ。
僕の期待を裏切らず、彼女は彼の胸から顔を離し、半歩後ずさった。
とりあえずここまで。
「スイーツ(笑)」のコピペを見てたらふとこんなことを妄想してしまいました。
駄文ごめんなさい。
やったー携帯小説できたよー(^o^)ノ
僕は死んだ。
最後の瞬間は、自転車で暗い道路を走ってるときに、曲がってくるトラックに巻き込まれて……
そこで僕の意識は途絶えた。
気付いたときには、眼下に僕の肉片が転がっていた。
頭部は原形をとどめていなかった。
顔だけは勘弁してくれよ。
それが、僕が死んでからの最初の心残りだった。
生きている時間の最後に走馬灯を見た。
喧嘩してた両親が仲直りして、家族で旅行したときのこと。
勉強を教えていた妹が第一志望の高校に受かって、一緒に号泣したときのこと。
飼っていた犬がある朝死んでいて、泣き崩れる妹を抱きしめ、なだめていたときのこと。
初めての彼女と、キスしたときのこと。
彼女と一緒の、そして僕らの第一志望の大学に合格して、受験番号の貼られた掲示板の前で感極まって抱き合ったときのこと。
初めての彼女を、抱いたときのこと。
しばらくしたら、警察と救急車がやってきた。どうせもう間に合わないのに。
運転手が必死に弁解している。刑務所に入るのを相当恐れているのであろう。僕を殺したんだ、もっとおびえるがいい。
野次馬が僕の残骸を見て悲鳴を上げている。おい、そこの女、目を手のひらで隠すなら、最初から寄って来るなよ。
そんな光景も見飽きたので家族のところへ行った。
家では、母さんと妹が料理を作っていた。いちおう、父さんもその場にいる。土曜日だから帰るのが早いのだ。
どうやら今日の夕食は、ハッシュドビーフとアボガドサラダ、それからかぼちゃのポタージュスープのようだ。
おぼつかない手つきであめ色になりかけの玉ねぎを焦げ付かぬように炒めつづける妹を後ろから揶揄しつつ、父さんはかぼちゃと牛乳をミキサーにかけようとしている。
母さんはサラダの野菜を洗いながら、そんな父と娘のやり取りを楽しそうに眺めている。それにしてもこの母親は妹の受験が終わってからはいつも面倒な作業を彼女に押し付けるが、この日も相変わらずだ。
電話が鳴った。いちばん手の空いている父さんが受話器を取った。
この電話が、この家族の、この空間を壊してしまうのかもしれない。
それが、たまらなく心苦しくて、僕は終話ボタンを押した。
でも、僕の指はボタンを何の抵抗もなく通り抜けた。当然だ、僕は死んでいるのだから。
「はい、梅沢です」
父の声は、僕の抵抗もむなしく電話がつながってしまったことを伝えた。
「なんですと?」
背筋に冷たいものが走った。
「あのな、幸せだとか生きる意味だとか、貴様の言ってることは的を得ないが、ようするにどこのなんていう『宗教』なのだ?ああ、言っとくけど、うち、居間には神棚があって、寝室には仏壇があって、トイレにはマリア様がいて、家事はカースト制度で分担してて、庭には糞尿と飲料水とその他もろもろの流れる川があって、もう家中神様だらけで新しい神様の入る余地ないの。わかる?じゃあね」
「また変な宗教?あんたもいちいち長台詞披露してないでとっとと電話切ればいいものを。それよりほら、早くミキサーやって」
どうやら、まだ訃報は届かなかったようである。僕は、一気に安堵した。
「お父さん、いつもこういうときのためのネタを一生懸命考えてるんでしょ?お母さん、窓際でパソコンだけが友達の社員やってるお父さんの唯一の楽しみを否定しちゃ可哀相だよ」
「うおお、なんて父親思いの娘だ!しかしな、同情は不要だ!なぜならパパは出世コースに乗ってボーナスだって……」
「あんた、そういうのは家のローン完済してから言って。だいたい、思いっきり娘に哀れまれてるじゃん。わかんないの?」
家族は、だからいつものようにふざけあっていた。
まだ、彼らは僕が帰ってくると信じているのだ。
今朝、家を出る瞬間まで何のありがたみも持たなかったこの空間が、とてもいとおしいものだと今になって気付いた。
神など信じぬ僕が、初めて祈った。
どうか、彼らに僕の死を伝えないでくれと。
一分でも長く、この団欒が続いていてほしいと。
やがて、電話は鳴った。
僕は、それが聞きたくなくて、家族のいる食卓を離れた。
長男の死を知った家族が、その瞬間どう反応したのかを、だから僕は知らない。
それでも、先ほどまでにぎわっていた食卓からうそのように声が消えたことだけで、僕の胸には充分こたえた。
彼女のところに行きたくなった。初めての、そしてずっと付き合っている彼女のところへ。
彼女は部屋で本を読んでいた。
受験が終わって大学へ入るまでの今、お互いに本を読みあって、この余裕のある時期を有意義に過ごそうと話していたのだ。
近松秋江の「別れたる妻に送る手紙」か。僕の貸した本だ。
それにしても、自分で貸しておいて言うのもなんだが、このタイミングであんなダメ男本を読んでいるとは。名状しがたい脱力感で、すこし気分はやわらいだ。ここは彼女に感謝するべきか。
父親が単身赴任、母親は夜遅くまで働いていて、姉はとっくに家を出て一人暮らしをしているので、家にひとりでいることの多い彼女の部屋にあがることはよくあった。彼女との時間の少なからぬ部分をこの部屋ですごしたし、部屋には僕の取ってあげたぬいぐるみや、僕と一緒に買いに行った家具、それから一緒に撮った写真などでうめつくされていたので、半分は僕の部屋のような認識だった。
だから、この部屋に来ると落ち着くのだ。
しかし、すぐに違和感に気付いた。
いつまでたっても彼女はページをめくらないのだ。
目の焦点すら定まっていない。
彼女の足元に折りたたみ式の携帯電話が開かれたままでよこたわっている。
そういえば、僕の携帯電話の発信履歴には、彼女の電話番号がいちばん最初に表示されるであろうことを思い出した。
最後に電話をかけたのが、彼女だったからだ。もっとも、そのときにはそれが「最後」だなどとは予想だにしなかったわけであるが。
しばらくすると、彼女は泣き出した。机の上にふせる格好になって。やがて、激しく嗚咽した。
そうか、この女はこうやって泣くのか。
喧嘩したときも、別れ話になったときも、こんな風には泣かなかったのに。
あの時は、嘘泣きだろうと思った。だから何も感じなかった。女の涙など外交手段に過ぎぬと高をくくっていたのだ。
でも、このときは、彼女を抱きしめたくなるのをこらえきれず、僕の両腕は彼女に触れたが、わずかの圧力もなくただ透過するだけだった。
やがて、彼女の携帯電話の着信音が鳴った。
画面には「菊池」と表示されている。僕の親友の名だ。
「ウメが、ウメが……」
彼女は電話に出ると、嗚咽のまじる声で、僕のあだ名を繰り返した。
下の名前で呼べと何度も言ったのに、結局彼女の僕をあだ名で呼ぶのは直らなかった。二年間付き合ってて、それがいちばんの心残りだ。
「うん、ひっく、今……うん、家。うん、ひとり」
なぜか知らぬが、彼女が電話でそう答えるのを聞いて、得体の知れぬ悪寒を覚えた。
「うん、来て」
いや、僕は知っている。心当たりがある。でも、今はそれから目を背けようとしているのだ。
しばらくして、菊池が来た。
玄関で、彼を見た彼女はその場に泣き崩れそうになり、それを、菊池は抱き止めた。
彼は、「楓……」と彼女の名を呼んで、それっきりしばらくしゃべらなかった。
菊池が、胸に顔をうずめる彼女をなだめながら、微笑しているのを、僕は網膜に焼き付けた。
親友だと思っていた彼の、その首を絞めてしまいたくなった。
でも、僕は自分を責めることにした。二年前、菊池が楓に思いを寄せているのを知らぬふりをして、それから、菊池に思いを寄せる楓の相談にのるふりをして、彼女を奪った自分への、これは罰なのだと言い聞かせることにして、僕はその場を去ろうとした。
「俺、あいつがいちばんの親友だった」
菊池の声を聞いて、僕は立ち止まった。
「なんでも腹を割って話すことのできる、ただ一人の親友だった」
じゃあ、なんでお前は楓への恋心を僕以外の人間にだけ打ち明けまくったのだ。二年前も、そして今もずっと。
「ぶつかり合うこともあったけど、お互いを高めあえる最高の仲間だった」
そう思っているのは残念ながら君だけだ。いつも僕が前を進んで、君があわてて追いかけてくる格好だったろう。最近じゃ、受験だってそうさ。結局君は僕の滑り止めのところに行くことになったしな。
「それに……」
彼は、何かを言いかけたまま、泣き出した。
親友だと思っていた彼が、こんな安っぽい演技をすることに虫唾が走った。
どす黒い感情が僕の思考を埋め尽くしていくのがわかる。
でも、僕は知っている。彼女は、彼のするような三文芝居など、容易く見抜くと。そのような女だから僕は彼女を慕ったし、信じてきたのだ。
僕の期待を裏切らず、彼女は彼の胸から顔を離し、半歩後ずさった。
とりあえずここまで。
「スイーツ(笑)」のコピペを見てたらふとこんなことを妄想してしまいました。
駄文ごめんなさい。
やりなおし
さて、何で僕には彼女ができないのかとか、何で僕は童貞を卒業できるいくつもの機会を棒に振ってきたのだろうなどと考えてたら、ふと人生をやり直したくなったので、生まれる瞬間からやり直してみました。
で、さっき生まれたところです。
生まれた瞬間、まわりの人たちは僕がなかなか泣き出さないのを心配しておろおろしているようなので、ちょっと僕も悪戯心が芽生えてしまい
「生まれてきてごめんなさい生まれてきてごめんなさい……」
と泣きながら何度も繰り返してみました。
すると彼らは以前にも増しておろおろしはじめました。とても愉快です。
つづいて「腹が減った。食うものはないのか」と聞いたら、助産婦らしい人が
「お母さん、おっぱい」
と言うものだから、僕はとっさに顔面蒼白になり
「そんな気持ち悪いもの勘弁してくれ。粉ミルクでもウイダーインゼリーでもいい、もっとましなものがあるだろう」
と提案したところ、助産婦はあわてて僕の頼んだものを持ってきました。
さて、生まれてしばらくすると赤ん坊が何人も寝かせられてる部屋に入れられたわけですが、退屈なので隣の赤子をからかってみることにしました。
「君の母親はアウストラルピテクスみたいな顔してるな。で、君の親父はネアンデルタール人そっくりだ。きっと君は、真ん中とってジャワ原人みたいな顔にでもなるだろう、将来が楽しみだ」
と言ったら、この赤子は突然泣き出しました。
ちょっとお子様には刺激が強かったのかもしれません。
だから今度はこの赤子に、
「嘘だよ。君は実はあの原始人みたいな親とは血がつながってなくて、どっかの美人のモデルとイケメン若手議員の隠し子で、スキャンダルを恐れて捨てられたんだ。だから君は将来美人に成長するよ」
と事実を伝えてやったら、すっかり泣き止み満面の笑みを見せてきました。
子供って無邪気で可愛いです。
こんな風に隣の子や、そのまた隣の子をからかっていましたが、だんだん飽きてきたので自分のベッドで寝ていましたら、今度はやたらと美人の看護婦が僕の顔を見て
「よちよち、かわいいでちゅねー」
とかほざくもんだから、
「そんなことより一発やらせろ」
と言ったら
「坊やが大きくなったらね」
との答えが返ってきたので
「貴様、今言ったこと忘れるなよ?」
と念を押したら
「おーよちよち」
とか誤魔化されました。
「まったく、自分の発言に少しは責任持ちたまえ」
と言ってやったら
「いないいない、ばあー」
とまたしても誤魔化されました。
最近の大人って子供のことをなめすぎです。
とりあえず、今日のところはここまで。
で、さっき生まれたところです。
生まれた瞬間、まわりの人たちは僕がなかなか泣き出さないのを心配しておろおろしているようなので、ちょっと僕も悪戯心が芽生えてしまい
「生まれてきてごめんなさい生まれてきてごめんなさい……」
と泣きながら何度も繰り返してみました。
すると彼らは以前にも増しておろおろしはじめました。とても愉快です。
つづいて「腹が減った。食うものはないのか」と聞いたら、助産婦らしい人が
「お母さん、おっぱい」
と言うものだから、僕はとっさに顔面蒼白になり
「そんな気持ち悪いもの勘弁してくれ。粉ミルクでもウイダーインゼリーでもいい、もっとましなものがあるだろう」
と提案したところ、助産婦はあわてて僕の頼んだものを持ってきました。
さて、生まれてしばらくすると赤ん坊が何人も寝かせられてる部屋に入れられたわけですが、退屈なので隣の赤子をからかってみることにしました。
「君の母親はアウストラルピテクスみたいな顔してるな。で、君の親父はネアンデルタール人そっくりだ。きっと君は、真ん中とってジャワ原人みたいな顔にでもなるだろう、将来が楽しみだ」
と言ったら、この赤子は突然泣き出しました。
ちょっとお子様には刺激が強かったのかもしれません。
だから今度はこの赤子に、
「嘘だよ。君は実はあの原始人みたいな親とは血がつながってなくて、どっかの美人のモデルとイケメン若手議員の隠し子で、スキャンダルを恐れて捨てられたんだ。だから君は将来美人に成長するよ」
と事実を伝えてやったら、すっかり泣き止み満面の笑みを見せてきました。
子供って無邪気で可愛いです。
こんな風に隣の子や、そのまた隣の子をからかっていましたが、だんだん飽きてきたので自分のベッドで寝ていましたら、今度はやたらと美人の看護婦が僕の顔を見て
「よちよち、かわいいでちゅねー」
とかほざくもんだから、
「そんなことより一発やらせろ」
と言ったら
「坊やが大きくなったらね」
との答えが返ってきたので
「貴様、今言ったこと忘れるなよ?」
と念を押したら
「おーよちよち」
とか誤魔化されました。
「まったく、自分の発言に少しは責任持ちたまえ」
と言ってやったら
「いないいない、ばあー」
とまたしても誤魔化されました。
最近の大人って子供のことをなめすぎです。
とりあえず、今日のところはここまで。
のろけ日記4発目
さて、本日はまたしてもごく一部の人から好評をいただいてる?「のろけ日記」の続編である。
もう言うまでもないが、フィクションである。
「脳内彼女との脳内デート」の様子である。
では以下本文。
時は前日の女友達との会話にさかのぼる。
「で、Cherry、彼女とはまだなの?」
と、大学からの帰り道の途中でその女友達にきかれたので、
「何が?」
と疑問文で返したところ
「だから、アレだよ、アレ」
と代名詞で返されたので、
「アレとはなんだ?生理か?」
「あんたそれじゃ『Cherry、彼女と生理はまだなの』っていうまったく意味不明な疑問文になるじゃない?っていうか『生理』とか往来のど真ん中で言わない」
と、若干冷静さを欠いてるようなので
「お前の方が『生理』っていっぱい言ってるぞ?だいたい、なにをそんなにいらいらしているのだ、生理か?」
この女の頭を冷やしてやろうという僕なりの親切心から出た言葉だったのだが、こいつはその返答として僕の鳩尾に肘を打ち込んできた。まったく恩を仇で返すとはこういうことか。最近の女というのはどいつもこいつも品がない。
正直に告白するなら、この女が先ほど僕に聞いてきた「アレ」の指す対象がなんなのかはとっくに見当が付いていたので、僕はそろそろとぼけるのをやめた。
「まだだよ、まだ」
その答えを聞くと、この女は僕の腕をつかんで路傍の喫茶店に引きずり込んだ。
「ほんっとに奥手!!ちょっとお姉さんが説教してやる、来い」
一応この女のほうが年下のはずなのだが、面倒をふせぐために僕はあえてそのことには言及しないことにした。
「で、あんたら、交際何ヶ月だっけ?」
席に着くなりこの女の僕に対する取調べが始まった
「そろそろ3ヶ月ってとこだ。それより、カツ丼はまだか?」
「まったく、そんなに付き合ってたら普通やるでしょ。で、キスくらいはしたんでしょ?」
「黙秘します。それより、カツ丼はまだなのか?」
「はいはい、さすがにチューくらいは済ませたのね。で、直近のご予定は?」
「まあ、一応、明日ということに。それより、カツ丼はまだかと聞いているんだが?」
「明日?!あんた、ゴム持ってるんでしょうね?」
「持ってない。それより、カツ丼はまだかって何回言わせるんだ?!」
「さっきからカツ丼カツ丼うるせえよ!本物のオマワリはんなもん出さねえよ?!
……あきれた。あんた、心構えがぜんぜんなってない。だいたい、そのムッツリスケベなのがいけない」
「むっつり?俺は一応あけっぴろげにしてるつもりだが。昨日もネットで……」
「はいストップ!そういうのをムッツリっていうの。あのね、ムッツリっていうのは……」
と、この女はそれから数時間、僕の「ムッツリスケベ」矯正のための心構えを説いたのであった。
ここで、僕がこの女にどのようなことを言われたのかは、あなたの想像にお任せするが、少なくとも僕は、この女のアドバイスを真摯に受け止め、それを翌日は実行したのである。
さて、翌日僕は「彼女」と池袋で待ち合わせ、ひとまずは大きめのゲームセンターへと足を運んだ。
レースゲームの筐体の横で、僕は彼女に「やりたい」と言った。
彼女は「何を?」と聞いてきたが、僕はそれには答えず、かわりに彼女の目を見ながら「お前とやりたい」とだけ返した。
「ああ、この車のゲーム?私やり方わかんないけど?」
「大丈夫だ。俺が教えてやる」
「やったことあるの?」
「実は俺も初めてだ。でも心配するな、イメージトレーニングはできてる」
というわけで、僕と彼女はそれぞれシートに腰掛け、そのゲームを始めた。
カーブ前で減速しろとか、アウトインアウトを心がけろだとか、そんな基本的なアドバイスをしたわけであるが、初戦では僕の圧勝だった。
このとき、僕は
「くくく、これはひどい。小学生にすらおとるな、まさにゴミ以下だ。君の幸福のために言ってあげるよ、免許は決して取ってはいけない」
などと、ついいいつもの癖で言ってしまったわけであるが、どうやらこれが彼女の競争心を予想以上に煽ってしまったらしい。
その後、彼女が初めて僕に勝つまでの数時間、僕らはそのゲームでの対戦を続けたのであった。
結局、その日はゲームセンターの後は水族館に行ったわけであるが、そこで魚貝類を見ていたら無性に魚が食べたくなったので、寿司屋に寄ってその欲求を満たし、駅で解散した。
その夜、家で布団に入ったころ、女友達から
「で、やったの?」
とのメールが来たので、僕は
「ああ。初めてだって言うのに、彼女は何度も求めてきたよ」
とだけ返し、眠りに付いた。
以上である。本日は「」が多くて少々見苦しい文体になってしまい申し訳ない。
それにしても、「やりたい」なんて思っててもなかなか恥ずかしくていえませんよ。ねえ、男性の方、そう思いません?
え?こういうのがムッツリって言うんですか?そうですか。
もう言うまでもないが、フィクションである。
「脳内彼女との脳内デート」の様子である。
では以下本文。
時は前日の女友達との会話にさかのぼる。
「で、Cherry、彼女とはまだなの?」
と、大学からの帰り道の途中でその女友達にきかれたので、
「何が?」
と疑問文で返したところ
「だから、アレだよ、アレ」
と代名詞で返されたので、
「アレとはなんだ?生理か?」
「あんたそれじゃ『Cherry、彼女と生理はまだなの』っていうまったく意味不明な疑問文になるじゃない?っていうか『生理』とか往来のど真ん中で言わない」
と、若干冷静さを欠いてるようなので
「お前の方が『生理』っていっぱい言ってるぞ?だいたい、なにをそんなにいらいらしているのだ、生理か?」
この女の頭を冷やしてやろうという僕なりの親切心から出た言葉だったのだが、こいつはその返答として僕の鳩尾に肘を打ち込んできた。まったく恩を仇で返すとはこういうことか。最近の女というのはどいつもこいつも品がない。
正直に告白するなら、この女が先ほど僕に聞いてきた「アレ」の指す対象がなんなのかはとっくに見当が付いていたので、僕はそろそろとぼけるのをやめた。
「まだだよ、まだ」
その答えを聞くと、この女は僕の腕をつかんで路傍の喫茶店に引きずり込んだ。
「ほんっとに奥手!!ちょっとお姉さんが説教してやる、来い」
一応この女のほうが年下のはずなのだが、面倒をふせぐために僕はあえてそのことには言及しないことにした。
「で、あんたら、交際何ヶ月だっけ?」
席に着くなりこの女の僕に対する取調べが始まった
「そろそろ3ヶ月ってとこだ。それより、カツ丼はまだか?」
「まったく、そんなに付き合ってたら普通やるでしょ。で、キスくらいはしたんでしょ?」
「黙秘します。それより、カツ丼はまだなのか?」
「はいはい、さすがにチューくらいは済ませたのね。で、直近のご予定は?」
「まあ、一応、明日ということに。それより、カツ丼はまだかと聞いているんだが?」
「明日?!あんた、ゴム持ってるんでしょうね?」
「持ってない。それより、カツ丼はまだかって何回言わせるんだ?!」
「さっきからカツ丼カツ丼うるせえよ!本物のオマワリはんなもん出さねえよ?!
……あきれた。あんた、心構えがぜんぜんなってない。だいたい、そのムッツリスケベなのがいけない」
「むっつり?俺は一応あけっぴろげにしてるつもりだが。昨日もネットで……」
「はいストップ!そういうのをムッツリっていうの。あのね、ムッツリっていうのは……」
と、この女はそれから数時間、僕の「ムッツリスケベ」矯正のための心構えを説いたのであった。
ここで、僕がこの女にどのようなことを言われたのかは、あなたの想像にお任せするが、少なくとも僕は、この女のアドバイスを真摯に受け止め、それを翌日は実行したのである。
さて、翌日僕は「彼女」と池袋で待ち合わせ、ひとまずは大きめのゲームセンターへと足を運んだ。
レースゲームの筐体の横で、僕は彼女に「やりたい」と言った。
彼女は「何を?」と聞いてきたが、僕はそれには答えず、かわりに彼女の目を見ながら「お前とやりたい」とだけ返した。
「ああ、この車のゲーム?私やり方わかんないけど?」
「大丈夫だ。俺が教えてやる」
「やったことあるの?」
「実は俺も初めてだ。でも心配するな、イメージトレーニングはできてる」
というわけで、僕と彼女はそれぞれシートに腰掛け、そのゲームを始めた。
カーブ前で減速しろとか、アウトインアウトを心がけろだとか、そんな基本的なアドバイスをしたわけであるが、初戦では僕の圧勝だった。
このとき、僕は
「くくく、これはひどい。小学生にすらおとるな、まさにゴミ以下だ。君の幸福のために言ってあげるよ、免許は決して取ってはいけない」
などと、ついいいつもの癖で言ってしまったわけであるが、どうやらこれが彼女の競争心を予想以上に煽ってしまったらしい。
その後、彼女が初めて僕に勝つまでの数時間、僕らはそのゲームでの対戦を続けたのであった。
結局、その日はゲームセンターの後は水族館に行ったわけであるが、そこで魚貝類を見ていたら無性に魚が食べたくなったので、寿司屋に寄ってその欲求を満たし、駅で解散した。
その夜、家で布団に入ったころ、女友達から
「で、やったの?」
とのメールが来たので、僕は
「ああ。初めてだって言うのに、彼女は何度も求めてきたよ」
とだけ返し、眠りに付いた。
以上である。本日は「」が多くて少々見苦しい文体になってしまい申し訳ない。
それにしても、「やりたい」なんて思っててもなかなか恥ずかしくていえませんよ。ねえ、男性の方、そう思いません?
え?こういうのがムッツリって言うんですか?そうですか。
男の戦い
※警告※
本日の日記はカレーライスをこれから食する方の気分を激しく害するおそれがあります。
十分にご注意ください。
では以下本文。
一応僕は今の塾講師のアルバイトを楽しんでいるのだが、時折、その時間が苦行以外の何物でもなくなることがある。
それはどういうときかといえば、これは具体的な事例に基づいて記したほうが適するであろう。
たとえばこんなときである。
ある日、いつものように生徒らに座って授業をしているときのことだ。
そういうときの僕は大概、
「なに?この問題が解けないのか?貴様、これはうんこレベルの問題だぞ?これが解けないということは貴様はうんこ以下ということだ。どうだ、へこんだか?そうか、なら今のうちに十分へこんでおけ。で、今から説明することを頭に叩き込んでうんこ以下の位置から脱却するんだ、いいな?返事はサーイエッサー!だ」
などと切り出して説明を始めるわけであるが、そうした説明のために若干姿勢を正したときにある異変が起こった。
それは以下のようなものである。
ことは僕が下腹部に鈍い痛みを感じるところからはじまるのであるが、この原因を僕はよく知っている。これは間違いなくコーヒーの過剰摂取により亢進された大腸の蠕動運動によるものであろう。
この状況に陥ると、僕は腹に爆弾を抱えたのとなんら変わらぬ。ほんのすこしの「ガス抜き」がそのまま塾講師生命の終焉と等しくなる。
なに?もうすこし平易な言葉で説明せよと?
つまり、こういうことだ。普段からコーヒーを過剰に飲む傾向にある僕はしばしば「お腹がゆるく」なる。
そしてその状態においては、少しの油断が大腸内で液状のまま留まっている排泄物をぶちまけることにつながるわけであり、もしそのようなことが起こったならば
「うわ、Cherry先生ウンコもらした!最悪!」
「ウンコもらすのが許されるのは小学生までだよね」
「キャハハハ」
「キモーイ」
「あれ、先生さっき、この問題はうんこレベルで、これを解けなかった僕はウンコ以下って言いましたよね?百歩譲ってそれは認めましょう、僕の位置はうんこ以下です。ところで、ウンコを、それも液状のものを授業中に生徒の横でぶちまける先生はどの位置にいると思いますか?」
「ウンコやめますか?それとも、先生やめますか?」
などと生徒たちから罵倒あるいは嘲笑されることは避けられないわけであり、その光景を思い浮かべるだけで、全身に悪寒を覚えるのであるが、その悪寒自体が腹部を圧迫することになり、その死の螺旋に僕は必死で抗うのである。
僕のそうした内なる戦いをつゆ知らぬ生徒は
「あの、先生、どうしたんですか?はやく教えてくださいよ」
などと僕をせかす。
なにが「はやく教えてください」だ?どうしてこういうときに限って貴様は向学心をあらわにするのか?
そう毒づくのは心の内だけにして、僕はあくまで平静を装って生徒に説明を開始するわけであるが、この時はそうした僕ら塾講師をねぎらって塾長殿がコーヒーをふるまってくれた。
皮肉なことである。
しかし僕はいつかの日記で言及したとおり、塾長殿を慕っているわけであり、ここで出されたコーヒーを飲み干すのが一介のアルバイトの身である僕が示すことのできる唯一の忠誠であると頑なに信じ、いったん腹部の鈍痛のことは忘却してからそれを一気に飲み干し、満面の笑顔で塾長殿に「ご馳走様でした」と言いながらそのマグカップを傍らの台の上に置いたのであった。
さて、こうした一連の動作の後、僕は刹那の休息の間も与えられぬうちに先ほどの便意を思い出し(しかもそれは飲み干したコーヒーによってさらに強烈なものとなっているのである)、しばしの間それと戦いながら、背後に忍び寄る破滅の足音に全力で耳を塞ぎつつ授業を進め、ついにこれを終わらせたわけであるが、その後に厠へと足を踏み入れた僕はまさに桃源郷へと辿り着いたかのごとき安堵と幸福に身を委ねたのであった。
本日の日記はカレーライスをこれから食する方の気分を激しく害するおそれがあります。
十分にご注意ください。
では以下本文。
一応僕は今の塾講師のアルバイトを楽しんでいるのだが、時折、その時間が苦行以外の何物でもなくなることがある。
それはどういうときかといえば、これは具体的な事例に基づいて記したほうが適するであろう。
たとえばこんなときである。
ある日、いつものように生徒らに座って授業をしているときのことだ。
そういうときの僕は大概、
「なに?この問題が解けないのか?貴様、これはうんこレベルの問題だぞ?これが解けないということは貴様はうんこ以下ということだ。どうだ、へこんだか?そうか、なら今のうちに十分へこんでおけ。で、今から説明することを頭に叩き込んでうんこ以下の位置から脱却するんだ、いいな?返事はサーイエッサー!だ」
などと切り出して説明を始めるわけであるが、そうした説明のために若干姿勢を正したときにある異変が起こった。
それは以下のようなものである。
ことは僕が下腹部に鈍い痛みを感じるところからはじまるのであるが、この原因を僕はよく知っている。これは間違いなくコーヒーの過剰摂取により亢進された大腸の蠕動運動によるものであろう。
この状況に陥ると、僕は腹に爆弾を抱えたのとなんら変わらぬ。ほんのすこしの「ガス抜き」がそのまま塾講師生命の終焉と等しくなる。
なに?もうすこし平易な言葉で説明せよと?
つまり、こういうことだ。普段からコーヒーを過剰に飲む傾向にある僕はしばしば「お腹がゆるく」なる。
そしてその状態においては、少しの油断が大腸内で液状のまま留まっている排泄物をぶちまけることにつながるわけであり、もしそのようなことが起こったならば
「うわ、Cherry先生ウンコもらした!最悪!」
「ウンコもらすのが許されるのは小学生までだよね」
「キャハハハ」
「キモーイ」
「あれ、先生さっき、この問題はうんこレベルで、これを解けなかった僕はウンコ以下って言いましたよね?百歩譲ってそれは認めましょう、僕の位置はうんこ以下です。ところで、ウンコを、それも液状のものを授業中に生徒の横でぶちまける先生はどの位置にいると思いますか?」
「ウンコやめますか?それとも、先生やめますか?」
などと生徒たちから罵倒あるいは嘲笑されることは避けられないわけであり、その光景を思い浮かべるだけで、全身に悪寒を覚えるのであるが、その悪寒自体が腹部を圧迫することになり、その死の螺旋に僕は必死で抗うのである。
僕のそうした内なる戦いをつゆ知らぬ生徒は
「あの、先生、どうしたんですか?はやく教えてくださいよ」
などと僕をせかす。
なにが「はやく教えてください」だ?どうしてこういうときに限って貴様は向学心をあらわにするのか?
そう毒づくのは心の内だけにして、僕はあくまで平静を装って生徒に説明を開始するわけであるが、この時はそうした僕ら塾講師をねぎらって塾長殿がコーヒーをふるまってくれた。
皮肉なことである。
しかし僕はいつかの日記で言及したとおり、塾長殿を慕っているわけであり、ここで出されたコーヒーを飲み干すのが一介のアルバイトの身である僕が示すことのできる唯一の忠誠であると頑なに信じ、いったん腹部の鈍痛のことは忘却してからそれを一気に飲み干し、満面の笑顔で塾長殿に「ご馳走様でした」と言いながらそのマグカップを傍らの台の上に置いたのであった。
さて、こうした一連の動作の後、僕は刹那の休息の間も与えられぬうちに先ほどの便意を思い出し(しかもそれは飲み干したコーヒーによってさらに強烈なものとなっているのである)、しばしの間それと戦いながら、背後に忍び寄る破滅の足音に全力で耳を塞ぎつつ授業を進め、ついにこれを終わらせたわけであるが、その後に厠へと足を踏み入れた僕はまさに桃源郷へと辿り着いたかのごとき安堵と幸福に身を委ねたのであった。
※エロ注意※1万年と2千年前から犯してる
ウン百年も前に卑弥呼を犯したとか言うなんちゃらクラウザー様ってのが最近巷でひそかに人気らしいが、俺に言わせてもらえばそんなの甘いね。
俺なんか、ウン千年も前にクレオパトラ犯したんだぜ?
鼻拡張プレイっての?
そしたら、あの女の鼻高くなっちゃってさ、それからあの中古女をめぐってお偉いさんたちが取り合いしちゃって、戦争始めちゃってんの。で、後の時代のやつらが「もしもクレオパトラの鼻があと何センチ低かったら…」とか言ってんの、マジ笑える。
歴史に「もしも」はないっての。
それから、風呂入ってるアルキメデスを犯したな。
風呂ん中で、「てめえのケツの中に入ってる物体の体積を教えやがれ」って言ったの。そしたらあいつ、クソ出して「ヘウレーカ!ヘウレーカ!」とか叫びながら風呂から飛び出してってやんの、マジ笑えた。
そういや、ガリレオも犯したっけ。
あいつ、ノリノリで自分から動いてんの。
で、言ってやったわけ、「俺は何もしてないのに、自分から動くとか、お前は変態だな」って。
そしたらあいつ、しきりに
「それでもCherryは動いてる。それでもCherryは動いてる。それでも……」
って繰り返すの。おかしすぎ。もう最高。
あ、あとは北条政子。あいつ、旦那が死んで自暴自棄になって「私を好きにして」なんて言うもんだから、俺が相手してやったの。
いやー、ものすごいSっ気のある女だったけど、屈服させんのはマジ快感。
何やったかって?そりゃ、剃毛プレイっつーの?丸坊主にしてやったぜ。
そしたらあいつ、次の日になって出家したことにしてんの。マジ笑える。
それからよ、いいこと教えてやるぜ?
プレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイ
これが、「レイプ」に見えたら、あんたレイプ願望があるよ、あんたも立派な変態だよ?
ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ……
あ、上の文章、嘘ですよ?冗談ですよ?
本気にしないでください。
それにしても与謝野晶子はなかなか重い女だったぜ……
俺なんか、ウン千年も前にクレオパトラ犯したんだぜ?
鼻拡張プレイっての?
そしたら、あの女の鼻高くなっちゃってさ、それからあの中古女をめぐってお偉いさんたちが取り合いしちゃって、戦争始めちゃってんの。で、後の時代のやつらが「もしもクレオパトラの鼻があと何センチ低かったら…」とか言ってんの、マジ笑える。
歴史に「もしも」はないっての。
それから、風呂入ってるアルキメデスを犯したな。
風呂ん中で、「てめえのケツの中に入ってる物体の体積を教えやがれ」って言ったの。そしたらあいつ、クソ出して「ヘウレーカ!ヘウレーカ!」とか叫びながら風呂から飛び出してってやんの、マジ笑えた。
そういや、ガリレオも犯したっけ。
あいつ、ノリノリで自分から動いてんの。
で、言ってやったわけ、「俺は何もしてないのに、自分から動くとか、お前は変態だな」って。
そしたらあいつ、しきりに
「それでもCherryは動いてる。それでもCherryは動いてる。それでも……」
って繰り返すの。おかしすぎ。もう最高。
あ、あとは北条政子。あいつ、旦那が死んで自暴自棄になって「私を好きにして」なんて言うもんだから、俺が相手してやったの。
いやー、ものすごいSっ気のある女だったけど、屈服させんのはマジ快感。
何やったかって?そりゃ、剃毛プレイっつーの?丸坊主にしてやったぜ。
そしたらあいつ、次の日になって出家したことにしてんの。マジ笑える。
それからよ、いいこと教えてやるぜ?
プレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイ
これが、「レイプ」に見えたら、あんたレイプ願望があるよ、あんたも立派な変態だよ?
ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ……
あ、上の文章、嘘ですよ?冗談ですよ?
本気にしないでください。
それにしても与謝野晶子はなかなか重い女だったぜ……
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